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かつて現在のイランを中心とする地域はペルシャと呼ばれていた。カスピ海とペルシャ湾に挟まれた西アジアの国イラン。アジアとヨーロッパを結ぶ重要な地域として歴史に翻弄されてきた国だ。そのペルシャの誇りと伝統を継承するレストランKolbeh。
毎週末、金・土にはベリーダンスのショーが繰り広げられ、店の中は陽気な笑い声に包まれる。イランの方たちはおしなべて親日家が多く、日本をそして日本文化に尊敬の念を表してくれる。
逆に日本人にはあまりなじみのないペルシャ料理だが、仕込みを重要視するところは日本料理に通じるものがある。2、3日前から肉をタレに漬け込んだりと手間のかかっている料理も少なくない。まずメインコースからふたつほどご紹介しよう。初めはBarg($18)一見固そうに見えるラム肉だが、2日間漬け込んだタレと炭火でじっくり焼かれているために驚くほど柔らかい。そしてそれは冷めても固くならない。ケバブと良く似たスタイルだが口に入れた途端にその上質さを感じる事ができる。ふたつめはKoobideh($17)これもラムのミンチを炭火でじっくり焼いた満足のいく一品だ。そしてオーストラリアの素材の良さが彼らの料理の引き立て役になっていることは間違いない。香辛料は塩、胡椒とターメリックだけ。後はハーブと素材の味で調理する方法は潔い。
そしてペルシャ料理と言うとシチュータイプの料理も有名だ。南米に良く見られるチリビーンズのような雰囲気だが、味は全く違う。Ghaime($17)は濃厚なトマトソース味をベースのシチューに大豆とドライライムがマッチする。ghormeh($17)は少し大きな豆がハーブで煮込まれている。こちらも一口食しただけでその不思議な味の虜になってしまう。
週末の夜のベリーダンスは圧巻だ。千夜一夜の世界にあっという間に紛れ込んでしまいそうだ。グラマラスなダンサーが150席のテーブルの間を縫うように踊る。和のリズムにも通じるその調べはどこか懐かしい。そして心地良い異空間がいつの間にか自分の居場所になる。食事をし、ショーを見終わった
らデザートが運ばれてきた。このデザートも彼らの文化を感じる貴重なテイストだ。ぜひ試して欲しい。

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