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賑わいをみせるイタリアンタウン・ライカートのはずれに、静かに佇むかわいらしい1件のお店がある。外観に惹かれて中に入ると、店内は小さいながらも上品でハイセンスな雰囲気に満ちている。
入ってすぐに目を奪われるのが、この店自慢のデザイナーアイスクリームたち。大きなチョコレート製の箱の中にアイスをたっぷり詰め込みその上にバラを豪華に飾ったものや、アイスのドレスをまとったバービー人形など、1つ1つが華やかなオーラを放っている。これらはすべてオーダーメイドで、アイスの種類・デザインともに相談しながら自分だけのオリジナルをつくることができる。
さらに奥にあるショーケースに目を向ける。まるで絵本の中から飛び出してきたような、かわいいミニサイズのアイスがお行儀よく並んでいて、思わず微笑んでしまう。印象的なこれらのデザートは特別な日のお祝いにぴったりだ。
日常で手軽に食べるのならやっぱりカップかコーン。合計全80種以上にもなるラインアップの中から毎日4種のアイスと3種のシャーベットが日替わりで用意されている(ともにSmall$3.80、Large$4.80)。行く度に新顔に出会い、今日はどのアイスに出会えるのだろうとわくわくしながら店に向かうのも楽しみのひとつ。
豊富な種類の中から悩んだ末に私がおすすめしたいアイスは、まろやかでしっとりとした甘さが魅力のHoneyと、上品な甘さのなかにも濃厚で深みがあるBelgian Chocolate。どちらも新鮮なクリーム、ミルク、卵黄を使用しているためしつこくなく、いくらでも食べれてしまう。
そしてシャーベットの方はというと、鮮やかな赤とつぶつぶ感が本物のいちごを感じさせるStrawberry、めずらしいRhubarbは少しすっぱさのある爽やかな味と香りがくせになるおいしさだ。防腐剤を一切使わず常に旬の果物だけを使用しているから、素材本来の活き活きとした味が楽しめる。もちろんこれらはデザイナーアイスに形を変えてもきちんと味と新鮮さを保っているので、ご心配なく。
最後にオーナーのマリリンさんがとっておきのエピソードを教えてくれた。実は以前は看護士だった彼女。glaceを開店して5年程経ったある日、エルトン・ジョンが喉の手術のためにシドニーに滞在していると聞きつけ「このアイスは喉にとてもいいからぜひ食べて!!」と届けに行ったそう。数日後、エルトンからお礼の手紙が届き嬉しく思っていたところ、1台の高級車が店の前に…。そして商品をほぼ残らず買い占めていった。実はそれがダイアナ妃の専属シェフだったそう! エルトンから紹介されダイアナ妃はとても気に入ったらしい。
このストーリーだけでも、どれほどこのアイスが魅力的かわかってもらえるはず。セレブも愛した上品な味をぜひ知って欲しい。

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