オーストラリア シドニー レストラン情報

この衝撃的な味域に耐えられるか

シドニー唯一の本格Franco-Viet

 

料理の写真5歳からパリに暮らし、パリの有名フレンチレストランで修行を積んだ。しかし、彼の味域DNAはアジアの巨大グルメ大国に影響を受けたヴェトナムテイスト。その彼を欧州から豪州へと移住を決意させたパートナー。彼ら二人が創り上げた一番新しいレストランがLa Mintだ。
 場所はEast Sydneyシティから徒歩圏内だ。以前は倉庫だったというレストランにその面影はない。席数は100席を数える。店内はパリ市内でさりげなく存在感を主張するブラッセリーライク。
 オントレーが運ばれてきた。シェフが選んでくれたのはEnoki Beef($12)。メニューのEnokiの文字にアジアを感じる。きちんと味付けされた牛肉の旨みがエノキとエシャロットに絡みつく。サラダはGreen Pawpaw Salad($16)を頼もう。グリーンマンゴと絶妙なタイミングで茹でられた海老のハーモニー。
 メインは魚か肉かで真剣に迷う。まるで美女達に囲まれている気分。結局Tasty Lamb Cutlets($26)とSalmon with a touch of chill($26)の両方をお願いする。最初に運ばれてきたのはラム。ハーブのタクトでラムが踊りだし、マッシュルームがリズムを刻む。そして、その後に衝撃はやってきた。香ばしく焼かれたサーモンステーキに添えられたアスパラが微笑み、ソースは控えめな主張を繰りかえす。そのソースの主張が頂点に達した瞬間至福の時が訪れた。ガーリック、ジンジャー、ビネガー、チリペッパー。料理の世界では決して全てをあわせることの無い主役達が彼の魔法に服従した。

 南半球シドニーの地でこれほどまでのソースに出会えるとは。誰にも教えたくないレストランだ。