店名

手間ひまかけた、良心的なフレンチ

日本人ベテランシェフによる定番フレンチの数々

料理の写真

 2000年のシドニーーオリンピック開始と同時にオープンした知る人ぞ知る日本人経営のフレンチレストラン。キングストリートのオフィス街の二階にひっそりと構える同店は、看板を見過ごしてしまいがちだが、ここにフレンチシェフ歴44年の石原氏の昧を堪能できるレストランがある。
  メインには、「仔牛肉の2種類ソース添え」や「タスマニア産サーモンのグリル」などフランス料理の定番が並ぶ。「フレンチは奥が深いので、常に勉強を絶やさない」という石原シェフが、こだわり抜いた、フレンチの王道を外れないディッシュばかりだ。一つでもメニューから外すと常連客になぜ外したのか、と聞かれるということからも分かるが、どれも手間ひまかけた料理ばかりだ。価格は28ドル前後と良心的。私のおすすめは、[ビーフの塩包み]$30)だ。フィレ一面に塩をまぶして、オーブンで焼き上げたものだが、塩加減は意外と控え口で、肉はジューシー。クリームやバターをあまり使わない、という石原氏のオリジナルディッシュだ。
  アントレのイチオシは、「蟹とマッシュポテトのガレット」。泡立てた卵白とクリームを混ぜたマッシュポテトとブルースィマークラブの新鮮な蟹肉がレイヤーになっており、軽くオーブンで焼かれたもの。シーフードの香りが心地よいトマトソースと絶妙なマッチング。「フレンチオニオンスープ」も定番の一品だ。
  デザートは、お腹がいっぱいでも何個も食べられる!と思わずうなってしまうベークドペア」がお勧め。オレンジマスカットのソースが絶品だ。